
ベースのチケットを印刷した後にナンバリングする
ナンバリングがどんなに便利でも、その特殊な印刷方式を理解していないと、決して使いやすいチケットは作れません。
ナンバリングはどうしてもデザインに制約ができてしまいますし、ナンバリング用のエクセルデータを作る必要もあります。
でも、そんな手間をかけるだけの価値がナンバリングチケットにはあるんです。
ナンバリングは、最初にチケットを印刷することからはじまる
ナンバリングチケットは、まずベースとなるチケットを通常のオフセット印刷で印刷します。
その後から、ナンバリング部分を印字するので、ナンバリングを前提にしたチケットデザインにしていないと、せっかくのナンバリングが「読めなかったり」「はみ出したり」してしまうことも…。

ナンバリングは後から印字する。
コレがナンバリングの最大の特徴です。
エクセルデータの通りにしかナンバリングしない
チケットにナンバリングする文字は、エクセルでデータとして作っておく必要があります。
ココが最大のポイントで、エクセルデータに入力されていないことはナンバリングできませんし、エクセルデータが間違っていても、機械は気にせずにナンバリングしてしまいます。
1から10までの入力ならすべての数字が必要

人間の頭なら「1〜10」といえば、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10と一瞬で判断しますが、コンピューターにとっては、間の2〜9の数字は存在しないことになってしまいます。
ナンバリングデータは、1つ1つ必要なデータはすべてエクセルに存在しないといけないんです。
A席とS席の料金が違うのなら、料金のデータが必要

人は、A席とS席とではチケットの料金は違うのではないかと推測します。
でも、コンピューターはそんな推測はしてくれません。
ナンバリングに必要な綱目はすべて設定し、なおかつそれが入力すべき位置に入力されるようにエクセルデータを作る必要があるのです。
文字数が多くなればはみ出すのは当たり前

特殊なことを言っているように思えないかもしれませんが、エクセルデータを作る時に一番見落とすのがコレ。
『S席』と『車いす席』とでは倍の長さになりますし、『バルコニー席』ともなれば、さらに1文字分長くなります。
文字が多くなることがわかっている場合は、チケットデザインの段階で十分なスペースを取っておく必要があるんです。