失敗しないillust_塗り足し

チケットは断裁して仕上がり だから切り落とされる部分にも画像が必要です

チケットに限らず印刷物はすべて、印刷した後に断裁して仕上げます。

そのため、断裁するときに切り落とされる部分裁ち落とし)にある画像が塗り足し

もし、この裁ち落としに画像がなければ無ければ、0.1mm断裁がズレただけで端に白いラインが出現してしまいます。
がん治郎の断裁
印刷は最後に断裁して仕上げるため、裁ち落としと呼ばれる余裕画像が必要で、これを塗り足しと呼びます。


名前以上にややこしい塗り足し

では、実際の画像で、塗り足しがある場合と無い場合とでどのような違いが出るかをご説明します。

塗り足しがある画像

下のデザインは、四方のトンボまでしっかり塗り足しがある画像。



塗り足しがあるため、断裁しても端に紙の白い部分は見えません。


これが、塗り足しがない状態だとどうなるでしょう。

塗り足しが無い画像



塗り足しがないと、下の画像の右端のように、断裁が0.数ミリズレただけで紙の白い色が見えてしまいます。



ご覧のように、塗り足しがないと端に白いふちが出てしまう可能性があるので、必ず裁ち落とされる部分には塗り足しをつけなければいけません。

また、塗り足しは端まである画像と同じ画像でないといけません。
青い画像だからと、『青系』の色を下に敷いても意味がありません。

白いふちではなく、青いふちが出るだけです。