トップ 》 座席指定券の印刷データは、ココをチェック 》 画像の取り扱い
恐怖!チケットにいるはずに画像が消えた!
チケットに出演者の写真を使ったり、背景に画像を敷いたりするのはよくあることですが、設定を間違うと、印刷が仕上がってきた時に、その写真がいないということが起きてしまいます。リンクと埋め込み 2つの処理で結果が大違い
Illustratorで写真などの画像を使うときには、画像リンクと画像の埋め込みとい2つの方法があるのをご存知ですか。特に、Illustratorのバージョンによって操作方法が違うためによく起こる失敗が、リンク設定のまま入稿して、使用した画像を入稿しなかったために、チケットに必要な画像が印刷されていないという失敗。
画像リンク
画像データを別のファイルとして保存しておく設定で、画像を入れ替えたり画像だけを修正するときに便利な方式。画像の埋め込み
画像を別ファイルにしせず、Illustratorデータに埋め込んでしまう方法。Illustratorの性能が上がり、Illustrator上で画像を取り扱えるようになったために、現在はこの形が一般的。
これぞ世代間格差?Illustratorのバージョンで処理が違う
Illustratorのバージョン8までは、写真などの画像は『リンク』で処理するのが基本で、それ以降も、昔ながらの写真の修整などを印刷現場に依頼して、印刷の段階で差し替えるという方法で作業をされていた方などは、つい画像の差し替えを前提とした『リンク』で操作をしてしまいがちです。しかし、写真データ自体がデジタルとなり、Illustratorのバージョンも上がってきてからは、写真などの画像データは『埋め込む』のが基本となりました。
そのため、印刷の現場でも、埋め込まれているという前提で作業をしているため、リンクで処理したデータが抜け落ちているというミスが発生してしまいます。
特に、大きな写真の場合はいいのですが、コラージュされていたりたくさんの写真が並んだレイアウトの場合などは、レイアウトされたご本人すら気づかないというようなことが、実際に起こってしまいます。
Illustratorのバージョン8をお使いでない限りは、リンク画像は必ず埋め込みましょう。
解像度はPhotoshopの専売特許ではありません
インターネット上の画像解像度は72dpiで、印刷に必要な画像解像度は300dpi。Photoshopのような画像ソフトでブログやフェースブックの画像を作られるお客様が増えてきおかげで、お客様もこの違いをご存知の場合が多くなりました。
ところが、こらが画像ソフトの問題だと思われている方がおられて、Illustratorに使用する画像で、この解像度が不足していることがたまにあります。
Illustratorでも、写真を使用する場合は解像度が300dpi程度は必要ですのでご注意ください。
》 解像度の実例