視線を誘導する枠線の魔力
チケットを手に会場を訪れたお客様とって、一番重要な情報は何でしょう。
それは座席番号。
すでに会場にいるのですから、会場名も日時も不要な情報でしかなく、お客様にとっては自分の座る座席の番号のみが必要な情報です。
だからこそ、チケットにナンバリングされた座席番号は、できる限りすぐにわかるようにレイアウトされている必要があります。
人は、つい矢印の先を見てしまう
人の視線を上手に誘導してくれる記号はとして、一番よく使われるのは矢印。
POPなどを描く時、お店や商品にお客様を誘導するために丸や四角を使う人はめったのにいません。
そんな、誘導の絶対的アイテムと同じような力を持っているのがラインです。
ラインマーカーなどという、受験生定番アイテムでもわかるように、ラインにも人を惹きつける力があります。
これをあナンバリングにも応用して、ナンバリング位置にラインを引いておけば、使われる客様目にも留まりやすくすぐに座席番号が確認できます。
それに、デザインとしての違和感もあまりなくチケットにのレイアウトに馴染みますから、本当に便利なアイテムと言えるのがラインなんです。
チョッとした工夫で応用力アップ
視線誘導に便利なラインですが、このライン、少しだけ工夫をするとさらに威力を発揮するアイテムに進化します。
その方法はいたって簡単なモノで、ラインをナンバリングの上下に引くだけ。
これだけで、デザイン的にも安定し、ナンバリング位置もひと目でわかるようになります。
また、票券管理番号などの目立たせたくないナンバリングが一緒にある場合には、この上下のラインを目だなくしたい方には引かなければ、今度はナンバリングを目立たなくなるという効果を発揮します。
たった2本のラインを引くだけで、シンプルだけどわかりやすい座席指定券ができあがります。