ベースのチケットを印刷した後にナンバリングする
すでに印刷したチケットにさらにナンバリング印字する。
普通に考えても、ズレる、かすれる、読みにくいというようなことが起きることは想像できます。
ズレる、はみ出す、読みにくい
あとから印字する場合の最大の問題点が、ズレる、はみ出す、読みにくいです。
もちろん、ズレといっても0.数ミリですし、白い部分の上に印字すれば読みにくいということはおこりません。
しかし、デザインを優先して5ミリ幅のところにナンバリングをすれば、0.5ミリずれただけでもズレはわかりますし、ピンポイントで印字する必要があるデザインでは、0.数ミリのズレは致命的です。
ナンバリング項目はエクセルデータの通りにしかナンバリングしない
チケットにナンバリングする文字は、エクセルでデータとして作っておく必要があります。
ココもデザイン的に重要なポイントとなるのですが、エクセルデータの通りにしか入力されませんから、エクセルデータの項目分だけチケットにスペースが無ければ印字することができませんし、あとから項目が増えても、やはり印字することはできません。
【注意1】 エクセル上のデータがそのまま入力される
実例として、以前「1〜10番」「14〜20番」「25〜30番」という表記でデータを作れたお客様がおられました。
人間は、「1〜10番」ならば「〜」の部分を想像しますが、コンピュータは「〜」としか入力してくれません。
【注意2】 A席とS席の料金が違うのなら、料金の入力スペースが必要
A席とS席がある場合、席と列番とを入力するスペースがあればいいと思ってしまいがちですが、A席とS席の料金が同じということはないのではないでしょうか。
だとすると、料金を入力するスペースが必要になってしまいますが、それがデザイン上存在しないとしたら…。
ナンバリングに必要な綱目はすべて設定し、なおかつそれが入力すべき位置に入力されるようにチケットがデザインされていなければいけません。
【注意3】 文字数が多くなればはみ出すのは当たり前
特殊なことを言っているように思えないかもしれませんが、チケットをデザインする時に一番見落とすのがコレ。
『S席』と『車いす席』とでは倍の長さになりますし、『バルコニー席』ともなれば、さらに1文字分長くなります。
特に、チケットデザイン担当の方が座席表を事前にチェックすることはまれですし、また別問として、座席の表記方法によって文字数が変わってしまうというのも、意外とありがちなことです。
文字が多くなることがわかっている場合は、チケットデザインの段階で十分なスペースを取っておく必要があるります。