トップ 》 座席指定券の印刷データは、ココをチェック 》 画像の取り扱い
失敗しないIllustrator
トップ 》 座席指定券の印刷データは、ココをチェック 》 文字のアウトライン
パソコンの文字(フォント)はマシンごとに違う
パソコンでもスマホでも、文字入力するときにフォント(字体)のことを気にすることはありません。でも、このフォントはパソコンそれぞれで使われているものが違い、同じデータを他のパソコンで開いた時に、フォントのせいでレイアウトが崩れるということがあります。
そこで登場するのがIllustratorのアウトラインという機能。
トップ 》 座席指定券の印刷データは、ココをチェック 》 塗り足し
チケットは断裁して仕上がり だから切り落とされる部分にも画像が必要です
チケットに限らず印刷物はすべて、印刷した後に断裁して仕上げます。そのため、断裁するときに切り落とされる部分(裁ち落とし)にある画像が塗り足し
もし、この裁ち落としに画像がなければ無ければ、0.1mm断裁がズレただけで端に白いラインが出現してしまいます。
トップ 》 座席指定券の印刷データは、ココをチェック 》 リッチブラック
過ぎたるは及ばざるが如し インクの盛り過ぎには注意しましょう
どんなものにも適量というものがあります。スパイスは、適量入れるから料理の味が引き立つのであって、入れすぎれば料理の味が台無しになるだけでなく、健康にも悪いということにもなりかねません。
それは印刷の時のインク量でも同じことです。
真っ黒は黒インクだけでは黒くならない
黒い色は、黒インクだけで印刷したのでは、真っ黒と呼べるほどの濃い黒にはなりません。濃い黒で印刷したい時には、ほんの少しだけ他の色を加えると濃い黒になります。
ところが、この時にどの色をどの程度入れるのかによって、綺麗な黒ができたりバランスが悪い変な黒が出来上がったりしてしまいます。
完璧な黒の名前 それはリッチブラック
真っ黒なチラシはなかなかオシャレですが、この黒を作るのが実大変。黒インクだけでは黒の深みが表現されす、残りのCMYのインクを上手に足すことで漆黒と呼べる黒が出来上がります。
この黒のことをリッチブラックと呼びます。
ところがこのリッチブラック、他の色の配色を間違えると、下のチラシのような『変な黒』が出来上がってしまうという大きな欠点を持っています。
ならば、濃い黒にするためにCMYKすべてのインクを100%づつの割合で入れてしまえば、こんな変な黒にはならないと、すべてを100%にしたらさあ大変。
今度はインクが濃すぎて乾かずに、チラシやチケットの裏面を汚してしまうという最悪の結果を招いてしまう事に。
『真っ黒』を作るのはとても難しいことなんです。
最適なインクの配合はK 100% CMY 30%
リッチブラックにはゼッタ的な配合というものがるわけではありませんが、だいたいK100%に対してCMYをそれぞれ30%程度加えた割合で黒作れば、それほど偏った黒に仕上がることはありません。インクの世界にまで「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざが存在するとは驚きです。
3月29
トップ 》 座席指定券の印刷データは、ココをチェック 》 CMYK
印刷で使うのはCMKY ネットで使うのはRGB
印刷で使うインクはC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色。対して、インターネットなど画像で色を発色させる時はR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)という設定で表現されます。
印刷物はCMYKで作業する
CMYKもRGBも、ともに%で色を設定します。ここでは、その違いや色の成り立つための原理を学ぶよりは、その色を正確に設定することに注意することの方が現実的ですので、CMYKとRGBの違いに関しての解説は省かせていただきます。
ポイントは、チケットを印刷するときは印刷での色設定であるCMYKで作業するということ。
そうしないと、印刷物が仕上がったときに思ったような色にならないことがあるので要注意です。
Illustratorは、前回の作業環境を引きつく
Illustratorは、前回使った色の設定をそのまま引き継いで作業が始まります。 そのため、webで使うデータを作った後に印刷データを作る場合などは、『ドキュメントのカラーモード』や『カラーパレット』がRGBになっているはずですので、必ずCMYKの変えてから作業を開始しましょう。この、モードをCMYKにしておけば、RGBの画像をIllustratorn持ってきても、自動でCMYKへ変換してくれます。
3月30
トップ 》 座席指定券の印刷データは、ココをチェック 》 用紙サイズとトンボ
トンボを付けるために、用紙サイズを一回り大きく設定する
印刷データを作るときに忘れてはいけないのがトンボ。このトンボは、断裁の時に必要なだけでなく、印刷機に印刷データを設定する時のも必要になってきますから、トンボの無いデータは印刷の準備すらもできないということになります。
そして、このトンボを設定するために必要なのが用紙サイズの設定。
Illustratorというソフトが印刷データを作る専用のソフトであるためにと、現在は、トンボを付けなくてもIllustratorが自動で設定しくれるというありがたい機能が装備されましたが、コレが曲者。
コレで設定すると、裁ち落としに必要な塗り足しがわからなくなるので、トンボは必ず自分で設定しましょう。
アートボードは一回り大きく設定する
Illustratorで印刷物のデータを作る場合、最初に設定するのが『アートボードの設定』。メニューの『新規作成』から作業を開始するれば、最初設定する項目項目として出てくる『アートボードの設定』ですが、ココで設定するサイズは、印刷物のサイズよりも必ず一回り大きなサイズを設定しましょう。
自力でトンボを設定するやり方は、どのバージョンも同じ
Illustratorに限らず、どんなソフトもバージョンが変われば操作方法が変わります。Illustratorも、自動でトンボを設定する方法はバージョンごとに違いますが、自力でトンボを設定する場合は、どんなバーションでも同じです。
トンボ作成の基本は同じ
バージョンによって若干の違いはありますが、トンボを付ける操作では、基本的に同じ操作をすることになり、バージョンごとでその操作コマンドのある位置が違うだけす。1.作りたいサイズの四角を配置する
A4チラシなら210☓297mmの、チケットならば作りたいサイズの四角をアートボード上に配置します。この時、その四角の線の設定は『なし』になっていることを確認してください。
この線の設定が『あり』になっていると、その線の太さの分だけ四角が大きくなってしまいます。
2.トリムマークコマンドでトリムマークに変換
次に、メニューバーの[オブジェクト]から[トリムマーク]を選んで適用すれば、それで完了。ただし、CS4以前のバージョンの場合は、トリムマークはメニューバーの[効果]にあるので注意してください。
3.CS4以前のバージョンはトリムマークを分割する
上記、CS4以前のバージョンでトリムマークを設定した場合は、あとワンクリックだけ作業が必要です。それは、トリムマークでできたトンボを選択し、メニューバーの[オブジェクト]にある[アピアランスの分割]コマンドを実行すること。
これでトンボの設定は完了です。